はじめに
札幌の山の麓で、住宅・店舗・家具などをデザインしている個人設計事務所です。
新建材を極力使わず、質感、居住環境、自然との調和を大切にしています。
世の中には人工的でブラックボックスの塊のような住宅があふれています。
どこで作られ原料が何なのかも分からず、問題が起これば業者に任せるしかないような、商品としての住宅です。
しかし本来、住まいを作る材料の木や土や金属、空間にある熱や空気や光は、誰でも体感できる身近なものです。
当事務所の設計では素材そのものを組み合わせた素朴なデザインがメインです。
無垢の床板や漆喰の塗り壁、無骨な黒皮の鉄など、本物の素材で構成される建物には、格別の風合いがあります。
ですが一つ一つは全く高価なものではなく、すごく近くにある素性の知れたものです。
例えば北海道の松の木は、 一定の耐久性と加工のしやすさがありながら、肌に触れた時の体感温度が高い優れモノです。
長く暮らす住まいには、その土地の風土になじむ構成にすることも大切だと考えています。
親しみを持って使って頂けるように、なるべく丁寧に説明して、仕組みを理解して頂けるように心がけています。
業務の受け方に、これという決まりは設けていません。
基本計画、具体的な実施設計、改修のコンサルティング、 緒にセルフビルド・・・などなど。
「ちょっと聞いてみよう」にお答えできるよう、常に中立的な立場の建築士でありたいと思っています。
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